なぜ小型犬が人気なのか

 

 

一般的に成犬になったときの体重が「10kg未満を小型犬」「25kg未満を中型犬」「25kg以上を大型犬」と言われています。

 

小型犬が人気の理由としては「飼いやすい」ことが一番にあげられることが多いです。

 

賃貸の場合は「小型犬可」や「ペット応相談」と表記されている場合大きいわんちゃんは断られることもあります。

都会では車を持つ世帯が少なく病院や旅行、お出かけの際、小型犬だと公共機関を使用して連れて行きやすいという生活スタイルに適しているということも理由のひとつとしてあげられます。

また室内飼いでわんちゃんのための広いスペースの確保が難しい一人暮らしの方も小型犬を好む傾向があります。

 

小型犬とひとくくりにしても色んな犬種のわんちゃんがいて性格や特徴、見た目は様々です。

今回はマルチーズの性格や特徴をご紹介します。

 

 

マルチーズの性格や特徴

 

 

体重：3～4kg

タイプ：9G

 

※タイプの詳しいことはこちら

 

性格

15世紀頃は貴婦人の愛玩具として愛されていたマルチーズは、愛情深く穏やかで知的です。

活発で遊ぶのも大好きですが、甘やかし過ぎると気が強くワガママになってしまうので子犬のころからしっかりメリハリをつけてしつけましょう。

また大胆な一面もあり知らない人や大きい犬に対しても恐れず向かっていく場合があるのでドッグランや外に連れていく際は注意してあげてください。

 

特徴

• シングルコートで抜け毛は少ないですが、細く長い毛は絡まりやすいので日々のブラッシングが必要
• 白色で汚れが目立ちやすいためこまめに目や口まわりを拭いてあげるケアが必要
• 被毛をカットしたり伸ばしたりアレンジが楽しめる
• 寒さに弱く屋外での飼育は不向き

 

 

かかりやすい病気と予防策

 

 

• 流涙症

通称「涙やけ」。被毛が純白なので涙やけが目立ちやすいです。

あまりに酷く改善がされない時は、先天的に鼻涙管が狭いまたは閉塞している場合や眼瞼内反症が原因が考えられます。

目薬などによる治療が必要なので動物病院を受診してみてください。

 

【 予防策 】

⇒長い毛が目にかかる場合は頭部の毛を結んであげる

⇒涙や目ヤニをコットンやウェットシートでこまめに拭いてあげる

 

• 外耳炎

垂れ耳は通気性が悪く蒸れやすいので、放置しておくと細菌やダニが繁殖して外耳炎を起こします。

耳垢が増えたりニオイがきつくなってきている、耳を掻くことが増えてきている時は外耳炎になっている可能性が高いです。

 

【 予防策 】

⇒耳掃除をする

 

• 膝蓋骨脱臼(パテラ)

小型犬全般に発症しやすい病気です。

足の骨が細く関節に負担がかかりやすいので、膝のお皿がはずれてしまいます。

 

【 予防策 】

⇒滑りやすい床には絨毯やラグを敷き滑りにくくする

⇒高い段差の上り下りをさせないようにする

 

 

まとめ

 

 

純白の柔らかな毛質は「シルキーコート」と呼ばれ、猟犬や使役犬ではなく最初から愛玩具とされてきた珍しい犬種です。

綺麗な純白の被毛のお手入れが必須ですが短くカットする「パピーカット」や長めに伸ばす「エレガントカット」などアレンジを楽しむこともできます。

体が小さく運動量は少なめですが、ストレスを溜めないよう1日に20～30分程度のお散歩をしてあげましょう。

またお散歩で色んな人や物、音に慣れることはわんちゃんの社会化にもなるのでワクチン接種を終えたら子犬の頃から始めてください。

甘えん坊で穏やかな性格の子が多いため、シニア世代のご家庭でもお迎えしやすいです。