飼い主さんと愛犬が似てる。気のせい？

 

 

お散歩をしているわんちゃんと飼い主さんの顔や雰囲気などがどことなく似ているなぁと思うことや、飼い主さん自身でも「似てきている？」と感じることってありませんか？

ふとした瞬間の表情だったり寝相、性格など・・・

それは気のせいではありません！

毎日一緒に生活をしているとお互いがお互いに影響されあって似てくるのです。

それはなぜなのか性格・しぐさ・顔や雰囲気に分けてお伝えします！

 

 

性格がなぜ似るのか

 

 

わんちゃんの性格は犬種特有の元々の気質や親からの遺伝はもちろん、育っていく過程で得た経験や環境が大きく関わってきます。

「郷に入れば郷に従え」の精神で社会性の高い動物です。

性格も先天的なものより育った環境によるところが大きいので飼い主さんが穏やかなら落ち着いた性格に、元気ならやんちゃな性格になったりするものです。

生活習慣やルーティーンが同じになってくると自然とわんちゃんは飼い主さんのルーティーンが身についていっています。

もちろん、わんちゃんだけが影響されているわけではなく飼い主さんもわんちゃんを育てていくうちに影響されていることもあります。

例えば、外へ出るのが大好きな子を飼ったことによってインドア派だった飼い主さんが、ドッグカフェやドッグラン、旅行に行ったりアウトドア派へと変わることもあります。

お互いの生活に良い影響を与えながら暮らしていけるのが理想ですね！

 

 

しぐさが似ている？！

 

 

寝相やしぐさが似るというのはわんちゃんとしての習性が関係しています。

元々わんちゃんたちは、家族を群れとして考え群れで暮らしていた時代からの習性があります。

群れのリーダーがする行動やしぐさを真似するというのは自然なことなので、飼い主さんのことを群れのリーダーとして真似をしているのです。

例えば、飼い主さんが布団に入ればわんちゃんも寝床に入る、楽しそうにしていら同じように楽しそうな表情をしているということです。

 

 

顔が似ている？！

 

 

顔は性格やしぐさと違い育っていく中で似てくるとは少し違います。

実は人は普段から見慣れているものを無意識に選んでしまう傾向があります。

なので、お迎えをする時に無意識に自分と似ている子犬を選んでお迎えしているということが顔が似ているということと関係しています。

自分ではなくとも幼少期に可愛がって育ててくれた人、親や兄弟に似ているというのも親族であれば自分とも少なからず似ているということになります。

顔ではなく雰囲気の似ている子犬を選んでいる場合もあります。

例えばクリンとしたカールヘアの方ならカールヘアの子犬、ストレートヘアならストレートヘアの子犬というような毛並みや全体的な特徴の場合です。

これは「単純接触効果」というもので科学的にも証明されています。

 

ある実験では、何名かの飼い主の写真と、何匹かの愛犬の写真をバラバラに置いて、全く無関係の方にそれぞれのペア組み直してもらうという実験を行いました。
その結果、かなりの高確率で飼い主と愛犬のペアをピタリと当てる事が出来たと言います。

 

この実験からも顔や雰囲気が似ているということに納得できますよね。

 

 

いかがでしたか？

何となく似ているなぁと感じていた部分がしっくりきた方も多いのではないでしょうか。

育った環境が大きく影響するわんちゃんたちが、他の人から可愛がられていると飼い主さんの愛情がしっかり伝わって愛らしく育ってくれたという証拠です！

お互いに良い影響を与え合いながら仲良く生活できるとより良い生活が送れるようになりますね！