飼う前に確認したい生活環境と生活スタイル

 

 

一人暮らしでわんちゃんを飼うと「お留守番が多くて可哀想」「面倒をみるのは大変」などの理由でお迎えを諦めている方もいるのではないでしょうか。

常に誰かがお家にいてわんちゃんを見守っていられるに越したことはありませんが、飼育環境を整えお世話を出来る時間と費用を確保すれば問題なくわんちゃんをお迎えすることが出来ます！

一人暮らしでお迎えするにあたっての環境作り、注意点、飼いやすい犬種をご紹介します。

 

まずは一緒に生活をする環境作り

• ペット可の物件

これは絶対条件です。

賃貸の場合、ペット不可の物件で内緒で飼ったとしても鳴き声やにおい、隣人からの通報があるとすぐに退去しなければなりません。

退去の際には違約金の支払い、次の物件の諸費用、引っ越し費用とたくさんの費用が必要となってしまいます。

近隣トラブルが起こりやすくなるなか内緒でこっそり飼うことも出来るかもしれませんが、バレないようにとコソコソしなければなりません。

それだけではなく、コソコソとしていると飼い主さんのストレスにも繋がりそれがわんちゃんにも伝わりストレスとなります。

 

• もしものときの受け入れ先を事前に確認

飼い主さんが病気やケガで入院することになってしまう、仕事で出張に行くことになるなどの理由で1日以上家を空けることがないとは言い切れません。

近くにペットホテルや預かってもらえる先があるかどうかを確認しておくことが大切です。

 

• わんちゃんのスペースの確保

一人暮らしの場合、きちんと見ているつもりでも危険に直面してしまうことがあります。

特に気を付けたいのがキッチン、浴室、玄関です。

キッチン周りは刃物や食べると危険な物を食べてしまうこともあるので間取りによって可能な場合はフェンスや柵などで入れないようにした方が良いでしょう。

食べると危険な食べ物について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

浴室はシャンプーや石鹸を舐めてしまう、床で滑ってしまうなどケガをする恐れが高くなるので浴室のドアは入れないように閉めておきましょう。

玄関は開けた時にわんちゃんが飛び出してしまうと事故に繋がることもあるのでこちらも可能な間取りであればフェンスや柵などで対策をしてください。

あとはリビングや寝室でもコードや誤飲に繋がるものが床や届く範囲にないように対策は必要です。

 

 

生活する上で注意すべき点

 

 

• お留守番のしつけ

飼い主さんが留守の時は1人で過ごすことになります。

クレートやハウスに入るしつけや無駄吠えしないように生活音に慣らすしつけが必要です。

留守中にクレートやハウス内で遊べるおもちゃも用意してあげると良いでしょう。

 

• ご飯

子犬の時は1日3～4回、成犬になると1日2～3回のご飯が必要です。

帰宅時間が遅くなることが分かっているときや決まった時間にご飯をあげることが難しいときは自動給餌器があると便利です。

設定した時刻に自動でご飯が出せたり、スマホアプリと連動していているもの、カメラ付きのものなら留守番中にも愛犬の様子を見ることができます。

色んな商品が出ているので生活スタイルに合わせて重要視する機能を決めて探してみてくださいね。

子犬からシニア犬までのご飯の回数やタイミングの詳しいことはこちらの記事をご覧ください。

 

 

• 室内の温度管理

飼い主さんがいない留守番中でも愛犬の過ごす室内は暑すぎず寒すぎずわんちゃんに合わせた温度を保つようにしてください。

適温の目安は21～25℃です。また湿度は50～60％に保てると尚良いでしょう。

寒暖差が激しい時期はわんちゃんも体調を崩しやすくなるので注意して管理してください。

 

 

飼いやすい犬種

 

 

飼い主さんのお仕事や通学など生活スタイルによって差はあると思いますが、1人ではお世話にかけられる時間や費用に限りがあるかと思います。

比較的一人暮らしでも飼いやすい犬種は、広いスペースを必要としない小型犬、運動量が多くない、しつけがしやすい、性格が穏やかな犬種が向いていると言えます。

• 人懐っこく穏やかな性格が多いシーズー
• しつけがしやすく毛が抜けにくい性質のトイプードルやマルチーズ
• 温和で無駄吠えが少ない性質を持ったキャバリアやパグ、フレンチブルドッグ

 

 

わんちゃんをお迎えすることが決まると、一人暮らしでも家族で飼う場合でも「責任を持ってお世話をする」ということが大切です。

注意する点やお世話にかけれる時間をとれる生活スタイルであれば一人暮らしでも問題なくわんちゃんをお迎えすることが出来るので一人暮らしだから諦めようと思っている方は見直すきっかけにしていただければ幸いです。