お迎え前に取り除いておきたい費用の不安

 

 

わんちゃんをお迎えするにあたってお世話する時間や環境作りのイメージが出来、犬種も決めペットショップやブリーダー、里親へわんちゃんを見に行くだけ！と準備は出来たけど最初にかかる諸費用や生涯の費用はどのくらいなのかも理解しておく必要があります。

実際問題、費用の面でも生涯面倒をみれなければなりません。

生涯でかかる費用目安、お迎えにあたってかかる諸費用目安やどんなことに費用が必要になるかをご紹介します。

 

 

生涯でかかる費用

 

 

一般社団法人ペットフード協会「令和4年度(2022年度)全国犬猫飼育実態調査」が発表しているわんちゃんの生涯でかかる費用は、超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬の平均で約250万円と発表しています。

わんちゃんの大きさによってフードの量も異なりますし、与えるフードや生活環境、健康状態はもちろんドッグランやトリミングに行く頻度によっても差があるのであくまでも目安として参考にしていただくのが良いかと思います。

ただ、生涯で考えると決して中途半端な気持ちで払える金額でないことは知っておきたいところです。

 

お迎えでかかる諸費用

 

 

わんちゃん自体は、お迎えする犬種やペットショップやブリーダー、里親、動物愛護センター、保護団体など・・・どこからお迎えをするのかによって違いはありますが譲渡代無料から血統書付きであれば80万円程度かかることもあります。

その他の費用は畜犬登録、狂犬病ワクチン接種、マイクロチップ装着費、混合ワクチン接種、飼育グッズが必要です。

ではこれらの費用はどういうものなのでしょうか。

• 畜犬登録：現在居住中の市区町村に飼い犬の登録をすることが法律により義務付けられています。生後91日以上で未登録の場合飼い始めてから30日以内にお住まいの地域の役所、出張所または保健所にて申請してください。必要なものは、申請書(役所や保健所にて用意されています)、登録料(登録手数料は1頭あたり3,000円前後)です。

• 狂犬病ワクチン接種：年1回の狂犬病ワクチンの予防接種を受けさせることが法律により義務付けられています。狂犬病は発症すると治療することが出来ない怖い病気です。生後91日以降に接種可能なのでなるべく早いタイミングで動物病院を受診してください。かかる費用は病院により多少の前後はありますが1頭あたり3,000～4,000円ほどです。

• マイクロチップ装着：2022年6月1日からマイクロチップの装着が義務付けられました。迷子や災害などで愛犬と離れ離れになってしまった際に保護されたわんちゃんの身元が分かるようにするためです。お迎えした時にマイクロチップの情報を変更する必要があります。この情報変更は2種類あり、書類申請(1,000円)、オンライン申請(300円)が必要になります。

• 混合ワクチン接種：混合ワクチンは法律で義務付けられてはいませんが予防接種を受けることをオススメします。わんちゃんのかかる可能性のある複数の病気に効果があります。2種混合から11種混合まで種類がありどのワクチンを選ぶかは動物病院の先生に生活環境を伝えて相談するのが良いでしょう。費用は種類により差はありますが3,000～10,000円ほどです。

• 飼育グッズ：サークルやゲージ、トイレ、トイレシート、食器、フードなどお迎え前に用意しておいた方が良いものについてはこちらの記事をご覧ください。また揃える用品や種類にもよりますが3～5万円ほどは見積もっておくほうが良いでしょう。

 

毎月かかる費用にはどんなものがあるのか

 

 

毎月必要な用品

• フード・おやつ
• 日用品(トイレシートやウェットシート、マナー袋、おむつ)
• ケア用品(涙やけローションや耳拭きシート歯磨き)
• ペット保険代

 

毎月ではないがかかる費用

• 医療費
• 洋服やリード
• トリミング
• ドッグラン

 

犬種、購入する用品やフード、トリミングやお出掛けの頻度によっても毎月かかる費用は差がありますが年間16万円〜18万円ほどかかると言われているので毎月の費用は最低でも10,000円〜15,000円ほどはかかると想定しておいたほうが良いでしょう。

その他、毎月必要な費用とは別に医療費などはいつかかるか分からないので余裕をもって準備しておく必要があります。

 

わんちゃんをお迎えする前に費用のことも現実問題として検討してくださいね。