犬がかかりやすい病気ガイド~口・耳~
かかりやすい病気を知っておこう
わんちゃんに多い病気と症状を知っていますか?
愛犬の健康寿命を1日でも長くするために飼い主さんが、わんちゃんのかかりやすい病気やその症状を知っておくことが大切です。
知っておくことで治療が早く始められたり、日頃のケアで予防できることもあります。
今回は「口に関する病気」と「耳に関する病気」をご紹介します。
口のかかりやすい病気
小型犬は歯の生えるスペースが狭く、歯並びや噛み合わせに問題があるわんちゃんが多いです。
歯と歯の間が近いため自浄作用が働かず歯石がつきやすくなります。
生後5~6カ月頃に乳歯が永久歯に生え変わりますが気付かずに成犬になっても乳歯がそのままのわんちゃんもいます。
自然に抜けて生え変わりますが、心配な場合は獣医さんに確認してもらってください。
- 乳歯遺残
乳歯が抜けずに残ることを乳歯遺残と言います。
乳歯遺残があると上顎犬歯は後ろ側に、上顎永久歯は乳歯の口蓋側、下顎永久歯は乳歯の舌側に生えることが多いようです。
遺残した乳歯を放っておくと噛み合わせが悪くなり歯石がつきやすく歯周病になりやすくなります。
通常は乳歯が上顎14本、下顎14本、永久歯に生え変わると、上顎20本、下顎22本になります。
【 治療と予防 】
⇒ 毎日の歯磨きのとき生後5~6カ月頃は生え変わりを気にかける
⇒ 乳歯が残っていそうなときは動物病院で抜歯してもらう
- 歯周病・根尖周囲膿瘍
歯周病は歯石や歯垢についた細菌が原因で歯肉や歯を支える組織が炎症を起こす病気です。
口臭が強くなり、歯肉が赤く腫れて出血したり痛みで食べられなくなったり、臭いよだれが垂れたりします。
歯周病が進むと根尖周囲膿瘍になり歯の根元に膿が溜まります。
頬の皮膚が破けたり鼻から血膿が出たり、酷い場合はあごの骨に感染して骨折してしまう可能性もあります。
【 治療と予防 】
⇒ 毎日歯磨きをする
⇒ 口臭を感じたら早めに動物病院を受診し歯石をクリーニングしてもらう
耳のかかりやすい病気
わんちゃんは人より早く遠くの音をとらえ、聞こえる音域も広いです。
また耳を立てることで緊張感や警戒心を相手に伝え、後ろに寝かせることで恐怖心を表す感情表現の手段でもあります。
わんちゃんにとって重要な器官なのでより気にかけてあげてください。
- 外耳道炎
細菌やマラセチア、耳カイセンが感染し耳道が炎症を起こします。
赤くただれて痛みやかゆみを生じ、わんちゃんは不快に感じて耳の後ろをかいたり床にこすりつけたり頭を振ったりします。
褐色や黄色の耳垢がつき不快な酵母臭を発します。
耳を触られるのを極端に嫌がる場合は鼓膜が傷ついている可能性もあります。
【 予防と治療 】
⇒ 拭き取りシートやローションで耳のケアをする
⇒ 臭いや異常な行動に気付いたら動物病院を受診する
- 老齢性難聴
高齢になると、年とともに蝸牛(かたつむり)にある音を感じる有毛細胞が減少し聞こえが悪くなると言われています。
飼い主さんの呼びかけに反応しなかったり寝ているときに近づいても気付かず起きなくなったりします。
老いを感じて寂しく感じますが若いころに敏感だった花火の音や玄関チャイムの音を怖がらなくなったり穏やかに過ごせるようになるという前向きな考え方もできます。
【 予防と治療 】
⇒ 遊びを工夫し、しつけや伝えたいことを声だけでなくハンドサインで覚えさせる
⇒ 中獣医学では耳の異常は腎虚ととらえ腎の機能を高める鍼灸や漢方を使うので動物病院に相談してみる
まとめ
愛犬が病気にかからず健康に過ごせることがベストですが、知っておくことで毎日のケアやチェックの大切さに気付くことが出来ます。
毎日のケアをどこまですればいいか分からない方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
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