ハンドリングとは？

 

 

わんちゃんの顔や体を人が自由に触れるようにするしつけです。

どこでもさわれると体のチェックやお手入れをするときもスムーズになります。

 

また、どこでもさわれるということはわんちゃんとの信頼関係が築けているということでもあります。

嫌がる箇所は無理をせず徐々にさわれる範囲を広げていきましょう。

 

どこから始めれるのか、その手順とポイントもあわせてご紹介します。

 

 

 

顔周りのハンドリング

 

 

まずはあごから触れていきます。

 

STEP1：あごの下をさわる

そっと側面から近づきあごの下を触ります。

 

STEP2：褒める

触らせてくれたら褒めてご褒美をあげます。

 

STEP3：リラックスできるまで繰り返す

慣れてきたら手が触れたままの状態でわんちゃんがリラックスできるようになるまでSTEP1～2を繰り返します。

 

あごが触れられるようになれば次は両手で顔全体、口に触れていきます。

 

STEP4：両手で頭を包む

あご下に触れてからもぅ片方の手で頭を挟むように頭上をさけて横からそっと手を置きます。

両手で包めれば褒めてご褒美をあげます。

 

STEP5：口にさわる

頭を手で包むことが出来るようになれば、その手をゆっくりと移動させ口をそっとめくります。

手を離さずに進めたほうが怖がらないです。

 

口に触れることが出来るようになれば歯のチェック時や歯磨きもしやすくなります。

顔周りのハンドリングが出来れば目ヤニの拭き取りや歯磨きなどの日々のケアもスムーズにわんちゃんのストレスも少なくできます。

わんちゃんの様子をみながら徐々にしてみてください。

 

 

体のハンドリング

 

 

STEP1：頭からしっぽへと撫でていく

ご褒美を与えている間に手の甲で頭をさわります。

そのまま背中からしっぽ、後ろ足へと手を滑らせるように撫でます。

そのまま足先、肉球までさわってみてください。

嫌がる場合は無理にさわらず、嫌がらない箇所でわんちゃんが気持ちよくリラックスできる箇所で撫でられることは嬉しいことだと思えるようにしてあげましょう。

初めは圧をかけずに触れられる手の甲で撫で、慣れてきたら手のひらで撫でてあげてください。

 

STEP2：前足に触れる

前足はSTEP1で体にさわられるのに慣れてからです。

嫌がる場合は無理にさわらずSTEP1に戻ります。

 

体のハンドリングが出来るようになれば、ブラッシングなどの体のお手入れがしやすくなります。

また異常に触られるのを嫌がった場合は怪我などをしている可能性があるかもと怪我の早期発見にも繋がります。

 

【 ハンドリングをする際のポイント 】

体に手が触れている間は優しく「いい子ね」「賢いね」と声掛けをしながらご褒美もあげるとスムーズに進めることが出来ます。

 

 

まとめ

 

 

わんちゃんの日々のケアや怪我の早期発見にも繋がるハンドリングですが、仲良くなるためにも欠かせないスキンシップです。

ご褒美や声掛けをしながらわんちゃんと飼い主さんのペースで進めてください。

 

ハンドリングができるようになって信頼関係ができてくるとわんちゃんがお腹を見せて「撫でて！」とアピールしてくる何とも癒される可愛い姿も見ることが出来ます。